2026年4月20日

健診の結果を見て、「血圧が高めです」「医療機関を受診してください」と書かれていると、少し気になりますよね。ただ、普段は元気で、頭痛もないし、仕事や家事も普通にできていると、「そのうちでいいかな」と後回しにしてしまう方も少なくありません。
ですが、高血圧は症状がほとんどないまま進むことが多いのが特徴です。気づかないうちに血管や心臓、腎臓に負担がかかり、将来の脳卒中や心臓病につながることがあります。だからこそ、健診で指摘された段階で一度きちんと確認しておくことが大切です。
健診で高血圧を指摘されたら、まず知っておきたいこと
高血圧の診断の目安は、診察室で140/90mmHg以上、家庭血圧で135/85mmHg以上です。日本高血圧学会でも、診断の基準は140/90mmHgであり、家庭血圧は診断や治療の判断にとても重要とされています。
ただし、健診で1回高かったからといって、すぐに「ずっと高血圧」と決まるわけではありません。血圧は、緊張、寝不足、飲酒、ストレス、測るタイミングなどでも変わります。実際、診察のときだけ高くなる「白衣高血圧」もあるため、別の日の再測定や家庭血圧の記録をあわせて判断することが大切です。
健診の血圧を放置しないほうがよい理由
高血圧がこわいのは、「つらい症状がないから大丈夫」と思いやすいことです。
けれども、血圧が高い状態が続くと、血管に負担がかかり、脳卒中、心筋梗塞、心不全、腎機能低下などのリスクが上がります。日本高血圧学会も、高血圧は将来の脳卒中・心臓病・腎臓病などの発症リスクを高めるとしています。
また、「まだ140/90未満だから安心」とは言い切れません。ガイドラインでは、診察室血圧で130〜139/80〜89mmHgの段階も“高め”として扱われ、合併症や喫煙がある方では注意が必要です。健診で毎年少しずつ上がってきている方は、今のうちに見直す価値があります。
健診で血圧が高いと言われたときに、受診前にやっておきたいこと
家庭血圧を測ってみましょう
受診前にぜひしていただきたいのが、家庭血圧の記録です。
上腕式の血圧計を使い、朝は起床後1時間以内・排尿後・朝食前・服薬前、夜は就寝前に、1〜2分座って落ち着いてから測ります。1回だけでなく、原則2回測って記録しておくと、普段の血圧が見えやすくなります。家庭血圧は5〜7日以上の平均でみることが勧められています。健診結果をそのまま持参してください
受診の際は、健診結果の紙やアプリ画面があればそのままで大丈夫です。
「いつ」「どのくらい高かったか」がわかると、診察がスムーズになります。家庭血圧のメモがあれば、なお役立ちます。
生活習慣も少し振り返ってみましょう
血圧には、塩分のとりすぎ、体重増加、運動不足、飲酒、睡眠不足などが関わります。日本高血圧学会でも、減塩、運動、肥満の是正、節酒といった生活習慣の改善が血圧を下げると案内しています。高血圧の方では、食塩摂取を1日6g未満にすることが勧められています。
高血圧対策は、できることからで大丈夫です
いきなり完璧を目指す必要はありません。
たとえば、
塩分を少し減らす
汁物を毎回飲み干さない、漬物や加工食品を続けて食べすぎない、外食では“濃い味”を続けない。これだけでも第一歩です。
体を少し動かす
忙しい世代の方は、まずはエレベーターより階段、1駅分歩く、10〜15分の散歩を増やすだけでも十分意味があります。運動習慣の見直しは血圧改善につながります。
お酒や睡眠を見直す
晩酌が増えている、寝不足が続いている、疲れが取れにくい。そんな生活の乱れも血圧に影響します。健診をきっかけに、生活リズムを整えることも大切です。
こんなときは早めの受診をおすすめします
次のような場合は、早めの受診をおすすめします。
家庭血圧でも高い
家庭で測っても135/85mmHg以上が続く場合は、放置せず相談しましょう。家庭血圧は診断や治療判断で重視されます。
健診で何度も指摘されている
毎年「血圧が高い」と書かれている、以前より数値が上がっている、家族にも高血圧が多い、という方は一度整理しておくと安心です。
症状がある
胸の痛み、息苦しさ、激しい頭痛、ろれつが回らない、手足が動かしにくい、見えにくいなどがある場合は、通常の外来ではなく救急受診が必要なことがあります。
鹿児島市で健診後の高血圧相談なら、ここまち内科へ
ここまち内科は、鹿児島市永吉にある内科・循環器内科・糖尿病内科のクリニックです。ホームページでは、血圧脈波検査(ABI/baPWV)、心電図、心エコーなどの検査案内があり、24時間Web予約にも対応しています。西原商会アリーナ徒歩2分、駐車場12台完備です。
健診で血圧を指摘されたときは、まだ症状がないぶん、受診のきっかけを逃しやすいものです。
でも、そのタイミングこそ、体の状態を整えるよい機会でもあります。
「薬が必要か知りたい」
「家で測るとどうなのか相談したい」
「まず生活習慣から見直したい」
そんな方は、健診結果をお持ちのうえ、お気軽にご相談ください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。あなたのこれからの健康管理に、少しでもお役に立てばうれしいです。