2026年5月14日

「胸がチクチクする」「胸のあたりが重い」「階段を上ると胸が苦しくなる」
このような症状を感じたとき、すぐに病院へ行くべきか、少し様子を見てもよいのか迷う方は少なくありません。
胸の痛みは、筋肉や胃の不調などで起こることもありますが、なかには狭心症や心筋梗塞など、早めの対応が必要な病気が隠れていることもあります。
特に40代以降の方、高血圧・糖尿病・脂質異常症・喫煙歴がある方は、胸の痛みを「年のせい」「疲れのせい」と決めつけず、一度医療機関で相談することが大切です。
胸が痛いとき、まず確認したいこと
胸痛といっても、感じ方は人によってさまざまです。
「刺すように痛い」「締め付けられる」「胸が重い」「焼けるような感じがする」など、表現は一つではありません。
受診の目安として大切なのは、痛みの強さだけでなく、どのような場面で起こるか、どのくらい続くか、ほかの症状を伴うかです。
たとえば、歩いたときや階段を上ったときに胸が苦しくなり、休むと楽になる場合は、心臓に負担がかかったときに血流が不足する「狭心症」の可能性があります。
また、安静にしていても胸の圧迫感が続く、冷や汗や吐き気を伴う、痛みが左腕・肩・背中・あごに広がるような場合は、心筋梗塞など緊急性の高い病気も考える必要があります。
すぐに救急受診を考えたい胸痛のサイン
次のような症状がある場合は、クリニックの受診を待たず、救急車を呼ぶことも含めて早めの対応が必要です。
15分以上続く胸の圧迫感や締め付け感
胸の中央が強く押されるような痛み、締め付けられるような苦しさが15分以上続く場合は注意が必要です。
特に、これまで経験したことのない強い胸痛であれば、我慢せず救急受診を検討してください。
冷や汗、息苦しさ、吐き気を伴う胸痛
胸の痛みに加えて、冷や汗、息切れ、吐き気、顔色不良、強いだるさを伴う場合は、心臓の病気が隠れていることがあります。
「痛みはそれほど強くないけれど、何かおかしい」という感覚も大切なサインです。
左肩、腕、背中、あごに広がる痛み
心臓が原因の胸痛では、胸だけでなく、左肩、左腕、背中、首、あご、みぞおちのあたりに違和感や痛みが出ることがあります。
胃もたれや肩こりのように感じることもあるため、いつもと違う症状が続く場合は注意しましょう。
胸痛の原因は心臓だけではありません
胸が痛いからといって、必ずしも心臓の病気とは限りません。
肋骨や筋肉の痛み、胃酸の逆流、肺や気管支の病気、帯状疱疹、ストレスなどでも胸の痛みを感じることがあります。
ただし、ご自身で原因を判断するのは簡単ではありません。
特に、生活習慣病がある方、健診で血圧・血糖・コレステロールの異常を指摘された方、過去に心臓の病気を指摘されたことがある方は、早めに相談しておくと安心です。
鹿児島市で胸痛の相談をお考えの方へ
ここまち内科では、鹿児島市永吉にて、内科・循環器内科・糖尿病内科の診療を行っています。
胸の痛みや息切れ、動悸などの症状について、問診、診察、心電図検査、血液検査、心臓超音波検査などを組み合わせながら、必要な評価を行います。
また、心筋梗塞が疑われる場合に参考となるトロポニン検査にも対応しています。症状や検査結果から、より専門的な治療が必要と判断した場合には、連携医療機関への紹介も行います。
「痛みは軽いけれど心配」「症状が何度か繰り返している」「健診で異常を指摘されていて不安」という方も、お気軽にご相談ください。
まとめ:胸の痛みは我慢しすぎないことが大切です
胸痛には、様子を見てもよいものから、早急な対応が必要なものまであります。
特に、胸の圧迫感が続く、冷や汗や息苦しさを伴う、痛みが肩や背中に広がる、症状を繰り返すといった場合は注意が必要です。
一方で、軽い症状であっても、背景に高血圧、糖尿病、脂質異常症などがある場合は、心臓や血管の状態を確認しておくことが大切です。
胸の痛みを感じたときは、「もう少し我慢しよう」と無理をせず、早めに医療機関へ相談しましょう。
ここまち内科では、鹿児島市で胸痛や動悸、息切れなどの循環器症状についてご相談いただけます。
気になる症状がある方は、どうぞお気軽にご相談ください。