2026年4月21日

「健診で血糖が高いと言われたけれど、特に症状はない」
「HbA1cが少し高いと言われたけれど、すぐに病院へ行くほどではない気がする」
このように感じたことはありませんか。
血糖やHbA1cの異常は、体調が悪くなる前に健診で見つかることが多く、忙しい30〜60代の方ほど後回しになりやすい項目です。ですが、こうした数値の変化は、糖尿病やその前段階に気づくための大切なサインです。早めに確認することで、生活習慣の見直しだけで改善を目指せることもあります。
血糖とHbA1cは何が違うの?
血糖値は、検査したその時点の血糖の高さをみるものです。
一方でHbA1cは、過去1〜2か月ほどの血糖の傾向を反映する検査です。
たとえば、血糖値はその日の食事や体調にも影響を受けやすいですが、HbA1cは少し長い期間の状態を知る目安になります。つまり、血糖値は「今の数値」、HbA1cは「このしばらくの平均的な状態」と考えるとわかりやすいです。
健診で血糖やHbA1cが高いと言われたら
健診で数値の異常を指摘されても、1回の結果だけで糖尿病と決まるわけではありません。
ただし、「まだ大丈夫だろう」とそのままにしてしまうのもおすすめできません。
血糖やHbA1cが高い状態は、糖尿病そのもの、あるいは糖尿病に近づいているサインであることがあります。
自覚症状がなくても、今の状態を一度きちんと確認しておくことが大切です。
特に、毎年少しずつ数値が上がっている方、以前から繰り返し指摘されている方、ご家族に糖尿病の方がいる方は、一度医療機関で相談しておくと安心です。
自覚症状がなくても放置しないほうがよい理由
糖尿病は、初期にはほとんど症状がないことが少なくありません。
そのため、健診で異常を指摘されても、体調に問題がないと後回しになりやすい病気です。
ですが、血糖が高い状態が続くと、少しずつ血管に負担がかかります。
その結果、目、腎臓、神経への影響だけでなく、動脈硬化が進み、心筋梗塞や脳梗塞のリスクにもつながります。
「症状がないから大丈夫」ではなく、症状がないうちに見つかったことが大事です。
健診は、今の体の状態を早めに知るための大切な機会です。
受診するとどんなことを確認するの?
受診した際には、健診結果をもとに、血糖値やHbA1cだけでなく、体重、腹囲、血圧、脂質、肝機能などもあわせて確認していきます。
必要に応じて、再度の血液検査や尿検査を行い、今の状態を詳しくみていきます。
また、次のようなことも大切な情報になります。
のどの渇きや尿の回数が増えていないか
血糖がかなり高くなると、のどが渇く、尿が増える、体重が減る、疲れやすいといった変化が出ることがあります。
以前の健診でも指摘されていないか
去年も高かった、ここ数年で少しずつ悪くなっている、という流れがわかると、今後の見通しを立てやすくなります。
生活習慣に変化がないか
体重が増えてきた、運動不足が続いている、甘い飲み物をよく飲む、夕食が遅い時間になりやすい、ということも参考になります。
健診結果を持って、早めに相談しましょう
受診の際は、健診結果の紙やアプリ画面をそのまま持参すれば大丈夫です。
数値そのものだけでなく、健診全体を見ながら、今の状態を整理していきます。
「まだ受診するほどではないかも」と迷う方もいますが、健診で指摘された段階だからこそ、軽いうちに見直しやすいこともあります。
早めに確認することで、生活習慣の改善を中心に進められる場合もあります。
今日からできる見直しもあります
血糖やHbA1cが高いと言われても、すぐに薬が必要とは限りません。
状態によっては、まず生活習慣の見直しから始めることも多くあります。
たとえば、次のような点を振り返ってみましょう。
甘い飲み物が増えていないか
ジュース、加糖のコーヒー、スポーツドリンクなどは、思った以上に糖分が多いことがあります。
夕食が遅くなりすぎていないか
帰宅が遅いと食事時間も遅くなり、食べすぎにつながることがあります。
歩く時間が減っていないか
忙しい毎日の中でも、少し体を動かす時間を意識することは大切です。
大事なのは、自己流で無理をすることではなく、今の状態に合った見直し方を知ることです。
まとめ
健診で血糖やHbA1cが高いと言われたときは、症状がないことも多いため、つい後回しにしてしまいがちです。
ですが、その段階で一度確認しておくことで、今の状態を正しく知り、必要に応じて早めに対策を始めることができます。
糖尿病かどうかを決めつけるためではなく、これからの健康を守るために確認する、という気持ちで受診してみてください。
最後に
健診結果を見て少し気になった方、これまで受診のタイミングを迷っていた方は、どうぞお気軽にご相談ください。
鹿児島市で健診後の血糖やHbA1cのご相談をご希望の方は、ここまち内科までご相談ください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。