生活習慣病
生活習慣病
高血圧、糖尿病、脂質異常症、高尿酸血症などは、日々の生活習慣だけでなく、年齢や体質、遺伝などさまざまな要因が関係して発症・進行する病気です。
いずれも初期にはほとんど症状がないことが多く、健康診断をきっかけに初めて見つかることも少なくありません。
一方で、適切な管理をせずに高血圧や高血糖、脂質異常などが長期間続くと、心筋梗塞や脳卒中、腎臓病などにつながる可能性があります。
ここまち内科では、単に検査の数値を下げるだけではなく、その方の年齢、体質、生活習慣、心臓や腎臓の状態なども考えながら、将来の病気を予防することを大切にしています。
健康診断でこのような指摘を受けても、症状がないため、そのままになっている方は少なくありません。
しかし、生活習慣病の多くは症状が出る前から少しずつ進行します。
健診で異常を指摘されたからといって、すぐに薬が必要とは限りません。まず現在の状態を確認し、再検査が必要か、生活習慣の改善で経過をみられるか、治療を始めた方がよいかを判断することが大切です。
健康診断の結果をお持ちの方は、受診時にご持参ください。
高血圧は、診察室で測定した血圧が140/90mmHg以上となる場合などに診断されます。ただし、血圧は緊張や運動、睡眠、気温などさまざまな条件によって変動します。そのため、診察室での血圧だけではなく、ご自宅で測定する家庭血圧も重要です。高血圧そのものには自覚症状がないことが多い一方、高い血圧が長期間続くと、心臓、脳、腎臓、血管への負担が大きくなります。ここまち内科では血圧の数値だけを見るのではなく、年齢、家庭血圧、腎機能、糖尿病や脂質異常症の有無などを含めて総合的に評価します。生活習慣の改善を基本としながら、必要な場合には降圧薬による治療を行います。
糖尿病は、血糖値を調節するインスリンの分泌や働きが十分でなくなることによって、血糖値が高い状態が続く病気です。初期にはほとんど症状がないことも多く、健康診断で血糖値やHbA1cの異常を指摘されて初めて気づく方も少なくありません。高血糖が長期間続くと、目、腎臓、神経などに合併症を起こすほか、心筋梗塞や脳卒中などの心血管疾患のリスクにも関係します。ここまち内科では、血糖値やHbA1cだけではなく、体重、血圧、脂質、腎機能、心血管疾患のリスクなども確認しながら治療方針を考えます。食事・運動療法を基本とし、必要に応じて内服薬や注射薬を使用します。患者さんごとに病状や生活スタイルが異なるため、無理なく継続できる治療を一緒に考えていきます。当院では血糖値・HbA1cを院内で測定することができ、診療に活用しています。
脂質異常症とは、LDLコレステロールや中性脂肪が高い、HDLコレステロールが低いなど、血液中の脂質に異常がみられる状態です。特にLDLコレステロール高値などの脂質異常は動脈硬化と深く関係し、心筋梗塞や脳梗塞などのリスクを高める重要な要因となります。一方、「LDLコレステロールがこの値だから必ず薬が必要」と一律に決まるわけではありません。年齢、喫煙、高血圧、糖尿病、腎臓病、心血管疾患の既往などによって、その方が目標とする数値や治療方針は異なります。ここまち内科では、検査値だけでなく全身のリスクを考えて、生活習慣の改善や薬物治療の必要性を判断します。
高尿酸血症は、血液中の尿酸値が高い状態です。尿酸値が高い状態が続くと、関節に尿酸の結晶がたまり、突然強い痛みを起こす「痛風発作」の原因となります。また、尿路結石や腎臓への影響にも注意が必要です。尿酸値には、食事や飲酒、肥満、脱水、腎機能、体質、服用している薬など、さまざまな要因が関係します。尿酸値だけで治療を判断するのではなく、痛風発作の有無や腎機能、そのほかの持病などを確認し、生活習慣の改善や薬物治療を検討します。
血圧、血糖、HbA1c、LDLコレステロールなどは重要な指標ですが、生活習慣病の診療では、一つの数値だけを見るのでは十分ではありません。
高血圧と糖尿病、脂質異常症などが重なることで、心臓や脳、腎臓の病気のリスクがさらに高くなることがあります。
そのため、ここまち内科ではそれぞれの検査値を個別に見るだけでなく、患者さん全体の心血管リスクを考えながら診療することを大切にしています。
問診では、食事や運動などの生活習慣、体重の変化、家族歴、これまでの病気、服用している薬などを確認します。
血圧、体重などを測定し、必要に応じて血糖値、HbA1c、コレステロール、中性脂肪、尿酸、肝機能、腎機能などの血液検査や尿検査を行います。
また、生活習慣病による心臓や血管への影響を評価する必要がある場合には、心電図や心エコー、ABI・CAVIなどの検査を検討します。
すべての方に同じ検査を行うわけではなく、その方の状態に応じて必要な検査を選択します。
生活習慣病という名前から、「自分の生活が悪かったから」と考えてしまう方もいます。
しかし、高血圧や糖尿病、脂質異常症には、生活習慣だけでなく体質や遺伝、加齢なども関係しています。
大切なのは、これまでの生活を責めることではなく、これから何を変えると健康につながるかを考えることです。
極端な食事制限や無理な運動ではなく、それぞれの生活スタイルに合わせて、続けられる方法を一緒に考えていきます。
病気や患者さんの状態によって異なります。
生活習慣の変化や体重減少などによって、薬を減らせる場合もあります。一方で、将来の心筋梗塞や脳卒中、腎臓病などを予防するため、長期間治療を続けた方がよい場合もあります。
自己判断で薬を中止するのではなく、その時点の状態を確認しながら治療内容を調整していくことが大切です。
高血圧、糖尿病、脂質異常症などは、症状がない時期から管理することが重要な病気です。
特に健康診断で繰り返し異常を指摘されている方や、以前より数値が悪化してきた方は、一度現在の状態を確認することをおすすめします。
といった段階でも構いません。
健康診断の結果を確認し、現在どの程度のリスクがあるのか、追加検査や治療が必要なのかをご説明します。
高血圧、糖尿病、脂質異常症、高尿酸血症など、生活習慣病について気になることがあればお気軽にご相談ください。
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